排水通気弁を取付けて、排水管通気不良を改善 排水の流れ・ゴボゴボ音が気になる方へ 

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排水の流れが悪い原因の一番は、やはり詰まりです。詰まっている場合は全く流れなくなりますが、今回は流れはするけど引きが弱かったり、ゴボゴボと音がするなどの現象の改善方法を書いていきます。これは詰まりの可能性もあるのですが、空気が理由かもしれません。

洗濯機の排水不良

今回は洗濯機の排水の流れが悪く、排水すると直ぐに排水口から溢れ出しました。洗濯パンを設置していたので床にはこぼれませんでしたが、洗濯パンスレスレまで上がってきましたので漏水事故になりかねませんでした。洗濯パンはコレです。

洗濯パン

本当にこれから溢れそうでした…マンションの3階ですので、漏れたらえらい事でした。マンションですと排水管は各世帯1本の場合が多いです。他の排水は流れていたので、メインで詰まっている訳ではなさそうです。

そこで排水トラップの中身を出して排水してみました。トラップとは水を貯めて下水のニオイを室内に出さない為の装置です。詳細は省きますがほとんどの器具に付いており、そのおかげで臭わずに生活できます

すると流れた、詰まってはいなさそうです。そうすると考えられるのは通気不足、配管が繋がっていれば排水できるものではありません。密閉空間になるので空気を入れてあげなければ流れません。原理としては最近あまり見かけませんが醬油差し、注ぎ口と別に小さい穴が開いていると思います。この穴から空気を入れる事により醬油が注げます。

同じ原理で排水すると管内は負圧になり空気を取り込もうとします、うまく取り込めないと他の排水からゴボゴボと音がしたり、逆流してくることになります。今回は隣に洗面台があるので、そこの排水トラップに排水通気弁を取付けて事態の打開に臨みます

排水通気弁を取付ける

今回はマンションで基本的に排水管は同じ系統なはずなので、隣の洗面台に着目しこの排水トラップに排水通気弁を取付けます

排水通気弁とは?
・排水管内に適正量の空気を取り込み、スムーズな排水をサポートするもの

洗面化粧台600この扉の中に排水トラップがあります。排水通気弁が器具に取付できるのは、

・キッチン
洗面台・洗面器
・手洗い器
この様になっていますので、近い洗面台にとなりました。
洗面化粧台 キャビネット内部写真がなぜか青い…は、さておきこれが排水トラップ、Uの字に水が常に入っておりニオイを防いでいます。下から立ち上がっているパイプに排水通気弁を取付けます。

これを取付けます。
排水通気弁
排水トラップを外し、パイプを切断して排水通気弁を差込みます。
排水トラップを戻して完了。
スペースも取らず納まりは良いです
収納にもほぼ影響を与えず設置できます。これで洗濯機の排水をしました。流れた!無事流れました。ゴボゴボ音も無く快調に排水しました。今回は通気が問題でした。

詰まっている場合でも同じ現象が出る事がありますので確認してからとなります。闇雲にただ付ければ良いというものでは無く、今回の様に色々確認して地道に原因を探り詰まっているのか、通気が問題なのかを特定していきます

戸建ての住宅ですと排水が個別になっている場合が多いので、集合住宅ほど気にする事はありません。多少流れが悪くても放置している人はいるのではないでしょうか?気付かぬうちに逆流してくる可能性が有り、床下ですと見えないので下の階に漏水してから気付いたという事例はあります

急に流れなくなった場合は詰まりで間違いないでしょう。詰まりの箇所を特定して、高圧洗浄などで対処します。流れるけど引きが弱い・ゴボゴボ音がする・洗濯の排水をすると風呂の排水に逆流するなどの症状は通気の可能性もありますので、気付いたら早めに管理者・業者に連絡する事をお勧めします。

下・隣の部屋に漏水すると後が厄介になりますので、後回しにせずに連絡しましょう。排水通気弁を付けるだけで解消する場合があります、漏水後のゴタゴタを考えれば安いものです。水を侮ると痛い目に遭いますよ…

別のタイプの排水通気弁

違うメーカーの排水通気弁です。取付方は変わらないのですが、デザインが違いますね。
洗面化粧台 キャビネット内部更にすっきりしていて、どこに付いているかわかりますか?
排水通気弁完全に前から見ただけではわかりませんね。設置場所に一番左右されますが、デザインで選ぶのも良いでしょう、探せばあるものです。

キッチン用排水通気弁はコチラ

洗面台に続きキッチン用も書きました。是非ご覧下さい、こんな感じです
排水通気弁

手洗器用排水通気弁はコチラ

洗面台・キッチンに続き手洗器用も書きました。是非ご覧下さい。

吸気弁についても書きました

排水管に取り付ける吸気弁についても書きましたので、ご覧下さい。これは器具等に取付けるのではなく、排水管に取付けるタイプになります。リフォーム時にご検討下さい。

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