排水管 通気不良の改善 排水通気弁の次は吸気弁

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前回は排水通気弁を紹介しましたが、今回は吸気弁。と言っても機構的には変わらず、呼び方が違う程度です。これはリフォーム等の工事の時に取付けるタイプとなります。知っていて損は無いので、こんなものがあるんだと思ってもらえれば良いです。

排水通気弁

コチラに書きましたが、

キッチン・洗面台・手洗器等の器具に後付けが出来ます。チョットした工事で終わるので、重宝します。

取付ける前に排水の流れが悪い・音がする等の原因が通気なのか?詰まりなのかを特定する必要があります。詰まっているのに排水通気弁を付けても、全く役に立ちません。必ず通気が原因だと確認してから取付ける事になります

吸気弁

リフォーム現場で吸気弁を取付けました
キッチン・風呂・洗濯排水を1系統でとらなければならないので、吸気弁を設置します。3器具以上繋ぐ場合は取付ける事にしています。
これが吸気弁、その名の通り排水が流れる時、排水管内に吸気してくれます。主にトイレの配管と同じ系統になった場合に使用します。トイレを流すと他器具のトラップの封水が引っ張られる時が有り、そうなると臭いがしだします。それを防止する為に設置します。

取付は簡単で先ほどのチーズの口に差し込み、回すだけです。
回せば完了。
高さもさほど無いので、床下・天井内にも収まります
比較的新しい商品です、一昔前までは配管を伸ばし壁などに立上げ、外壁から出すなどの作業が必要でした。それに比べれば、格段に施工性も良く・コスパも良くなりました。
排水の流れがスムーズになれば詰まりの可能性も低減できますので、もしリフォームをする際は少し気にしてみて下さい。戸建ての場合でしたらトイレ、手洗器を設置する時には設置をお勧めします。他は単独で排水される場合が多いと思うので、そこまで気にしなくても良いでしょう。

マンション・アパート等は排水が1系統の時が多いので設置を推奨します。トイレと同系統に他の排水を繋がなければならない時は必須と言えるかもしれません。また今回の様に3つ以上の排水を繋ぐ場合も付けた方が無難です。

完成してからじゃないとこの排水の確認が出来ないので、取り越し苦労でも通気に関しては対応しておけば、後でどうしようとならずに済みます。完成してから直すのはとにかく骨が折れます…業者選びからすでに始まっていますので慎重に、そして工事が始まったら少し気にして下さい。

疑問に思ったらとにかく質問を、お金を出しているのはあなたですから気になる位ならドンドン聞いてください。対応してくれない業者をくれぐれも選ばぬよう、リフォームをした知り合いがいたなら聞いてみて、良さそうなら紹介してもらうのが良いでしょう。排水通気についてはまた書く事になりそうです。

立管に取付け

今回は洗面台の排水の流れが悪いという事で現場へ。洗濯機と同じ系統になっているのですが、しばらく流すと洗面器に水が溜まってきます。外を確認。
おそらく外でトラップをつけている模様。ふたを開けてみると、
水が溜まっているという事はトラップになっています。

下水トラップ
これが設置されているようです。昔は器具トラップが今ほど付いていなかったので、この様に配管に設置していました。リフォーム等で器具を変えると器具トラップと下水トラップでダブルトラップとなってしまいます。

トラップとトラップの間にエア溜まりができやすくなります。詰まってはいないが流れが悪い状態になります。こんな時に吸気弁(通気弁)の出番です。配管を直すのは時間も費用も掛かりますので、吸気弁取付のほうがコスパは良いです。
配管がVU75だったのでコチラを。
ここから空気を取り入れます。
パイプに差すだけになっています
排水の流れは改善されました。このダブルトラップになっているところは意外とあります、気になっているようでしたら是非確認を。築30年以上経っていたら可能性はあります。

チョット一手間で改善されるものです、こんなものだと思う前に善処策があるか探してみましょう。基本的にはスッと流れますので、おかしいなと感じたら水道屋にご連絡を。

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