雨水浸透桝、自治体によっては助成しているところも有り、無料で設置できる場合があります。雨が地中に滲み込む状況が少なくなった今、少しでも地下水の涵養・下水道負荷の軽減になればと設置を進めています。チョット気にして見直してみて下さい。
雨水浸透桝とは?
コチラを参考にしていきます。Wikipedia
雨水浸透桝とは
住宅地等に降った雨を地中へと浸透させるための設備
設置過程は後述します。東京都小金井市では2003年、設置個数が世界一でした。この頃は盛んだったのですが、最近あまり耳にしなくなったように感じます。新築ですと義務付けられている場合も多く、今回も新築現場でした。
メリットは多数あります、今特に喫緊の課題ばかりが列挙されます。アスファルト・コンクリート等に覆われた現代では貴重な設備と言えます。ただそこの地質等を考慮して設置しなければなりません。東京都調布市ではありませんが、地下に空洞が何て事にもなりかねませんので、地域性を確認して適切な選択が必要です。
雨水浸透桝設置
新築現場では、敷地面積に対して雨水浸透桝の個数が決まる場合が多いです。今回は30cmの雨水浸透桝x3個と算出されました。地域により規格等も違うので申請段階で確認が必要です。更に雨水タンクも設置という願ってもない現場でした。
このたて樋を接続します。まずは掘っていきます。
規定の深さ・大きさまで掘ったら、砂を入れます。
続いて透水シート・砕石を入れます。
さらに砕石を敷詰めていきます。雨水浸透桝は底が無く・側面にも小さな穴が多数開いている桝です。
最後に土をかぶせて完了です。
雨水タンクのオーバーフローも接続し、雨水活用尽くしの素晴らしい設備になりました。雨水タンクの取付はコチラ、 穴を開けて雨水管を挿入したら、 雨水浸透桝をセットします。
雨水をトイレ・洗車等に使うだけが雨水活用ではありません。雨水浸透桝の様な活用方法もあります。アスファルト等に覆われなければ、降った雨は土に滲み込んでいました。大雨で下水処理能力を超えると、未処理の下水が河川等へ、そして海へと流れてしまいます。
全てを活用出来るわけではありませんが、何%かでも還元していきたい、そういう気持ちで臨んでいます。大事なインフラ”下水道”、これから先も使わなければならないので、より一層の負荷軽減に努めていきましょう。新たに3基設置してきました、引続き活動していきます。
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