ウォーターハンマー 水撃防止器で低減 水を止めた時、何か音がしませんか?

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水栓等で水を止めた時、トン・ドン・コン・カン…等の音がする時が無いでしょうか?ウォーターハンマーという現象で、詳細は後述しますが対処方法があります。気になったら早めの対応をしましょう。

ウォーターハンマー(水撃作用)

ウォーターハンマーとは?

水撃作用(すいげきさよう)またはウォーターハンマーとは、水圧管内の水流を急に締め切ったときに、水の慣性で管内に衝撃と高水圧が発生する現象である。弁の閉鎖や配管の充水時、ポンプの急停止といった急激な変化によって生じる。

この現象は水だけに限らず気体を含めた流体全般で生じる。身近な例としては、全自動洗濯機や食器洗い機などの動作中に行われる給水弁の自動開閉で発生するコンという音がこの作用によるものである。
Wikipediaより引用

シングルレバー水栓の普及により、ハンドル水栓に比べて急激に水を止められるようになった為、ウォーターハンマーが起こるようになってきました。最近の建物ではその辺も考慮に入れて設計されているので、ほぼ問題は無いでしょうが古い建物ですと特に鉄管を使っていると音がする場合があります。

水の音というよりは、配管が何かに当たって音がする感じです。音の聞こえ方は人それぞれなので一概には言えませんが、上記の様な音が一般的です。配管の固定は以前よりシビアにとるようにしています。仕上がってからでは後の祭りになってしまうので、気を使います。

水撃防止器 止水栓用

今回は洗面台水栓を止めると音がするという事で、まずはこちらに。
洗面台 シングルレバー水栓一般的なシングルレバー水栓です。築30年程のマンションで、おそらく給水管は鉄管ではないかと推測されます。やはり水を止めると場所は特定できませんが、コンと音がします。洗面台キャビネットの中に水撃防止器を設置します。
洗面台 キャビネット内部この様に水・湯が接続されています。まずはフレキ管を外します。
給水・給湯止水栓今回使用する水撃防止器
水撃防止器止水栓に取り付けるタイプです。何種類かあり、設置する箇所により選定します。水・湯どちらでも音がするので、両方に取り付けます。


邪魔にならない位置で設置して、
フレキ管を接続して、完了です。コンパクトで設置もしやすくなっています。

ユニットバスにも

全てのユニットバスに設置できるわけではありませんが
ユニットバスこのタイプには設置可能です。マンションなどで見かけますが、点検口があります。
ユニットバス 点検口これを外すと、
シャワー水栓 給水・給湯シャワー水栓の配管があります。お湯の音がまだ気になるので、お湯側だけに設置しました。
フレキ管を外し、
今回もこのタイプを設置
フレキ管を戻して完了です。
ここは結構効果が有りました。取付場所は思案のしどころです

水撃防止器 水栓上部用

マンションですと、1系統で配管されているので基本1個設置すれば効果は見込めますが、今回は同じ洗面所に洗濯水栓があるのでそちらにも設置しました。
洗濯用 ホーム水栓ホーム水栓に取り付けます。まずハンドルを外します。
ナットを回して、
ホーム水栓 スピンドル部ハンドルを外します。コチラには、
水撃防止器これを取付けます。


後は同じようにセットして、ナットを締めれば完了です。
この上の部分がハンドルの様に回るので、使い勝手は変わりません。
結果、ゼロとまではいきませんでしたが、音はだいぶ低減されました。少しゆっくり目に止めれば音は気にならなくなりました。夜中など特に音が響くので、もし気になっている様でしたら検討の価値ありじゃないでしょうか。

シングルレバー水栓・トイレ・洗濯機・食洗器等、結構今の器具は急に止水されます。昔は今ほど急激では無かったので、30年を超えている建物は器具を交換すると、ウォーターハンマーはどうしても起きてしまうかもしれません。

基本的には配管内の衝撃・高水圧による音か配管自体が動き、壁・天井・床などに当たって音がしています。根本的には配管の固定という事になりますが、ご存じの通り見える所には配管は無く固定するには天井などを壊して配管を見つけて、また復旧するという金額も時間も掛かる作業が待っています。

リフォームをされる方はその辺も頭に入れながら気にしてみて下さい。終わってから気付くと大変です。新築に関しては基本的には大丈夫なはずですが、もし確認できるなら配管が終わったら天井や壁を貼る前に見てみる事をお勧めします。バンドがしっかり付いているかなど、手で触っても動かなくなるまではする必要はありませんが、チョット触って動くようですとヤヤ心配です。

後の祭りと書きましたが、とにかくお金がかかってしまうので打てる手は打っていきましょう。配管の途中に入れるタイプもあるので、設置出来そうな箇所があれば検討出来ます。これが原因で大漏水という事は今まで無いので、もの凄く神経質になる事はありませんが、配管的によろしくは無いので対処できそうなら考えてみて下さい。

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