以前の記事と被る内容もありますが、まとめてみました。ハンドル水栓の修理箇所は限られるので、これでほとんど網羅できると思います。無理のない範囲で試してみて下さい。
修理に使う道具
ハンドル水栓の修理をまとめてみます。今回はホーム水栓でやってみました。ハンドルの外し方が違うぐらいで、中身的には変わりません。道具から紹介していきます。
修理で使う道具はこんな感じです。よっぽど特殊じゃない限りは大丈夫でしょう。一般的で家庭にも有っていい道具で高価でもありません。
コチラを使って説明していきます。ハンドル式になっている水栓は機構的にほぼ同じです。単水栓に限らず混合水栓にも適用できますので、是非参考にして下さい。
この様な混合水栓も適用します。ハンドルの外し方はコチラを参照してください。
重複している内容もありますが、進めていきます。修理箇所は概ねこの3ヶ所になります。
それぞれ説明していきます。
スパウトパッキン交換
緑丸からいきます。水が出るノズルをスパウトと言います、このナットの中にあるパッキンが劣化すると水を出す度に漏水します。まずはこの交換手順から。
水を止めずに作業できます。必ずハンドルを閉めて行って下さい。モンキーレンチでナットを回し、スパウトを抜きます。根元に付いている黒いゴムがスパウトパッキンです。これが劣化すると漏水します。
口元にへばりついて水栓に残っている場合がありますので、必ず取り除くように。
先に新しいスパウトパッキンを入れ、スパウトを挿入します。
ナットを回して完了です。もしこれで漏水が止まらないようでしたら、スパウトが悪いか・水栓自体が悪いかですので交換となります。緑丸部分はこれだけで出来ます。
ここで注意点、ナットが固くて回らない時があります。通常チョット力を入れれば回りますが、無理をすると水栓自体が回ったり・最悪壁の中の配管を破損する恐れがありますので、固いなと感じたら作業は中止してください。
水が使えなくなる最悪の事態を起こす前に業者を呼んで下さい。
三角パッキン・水栓コマ(ケレップ)交換
赤丸・青丸は同時進行で行きます。これは水道を止めての作業になりますので、チョット自信が無ければお勧めしません。水栓の中身を知るといったところにしておきましょう。水道の止め方も上記の水栓ハンドルを変えて、新型コロナ対策2を参照してください。作業は簡単ですが慎重に…
青丸・水栓コマ
水栓コマが劣化すると水が止まり切らず、使っていない時もポタポタと水が落ちます。コチラもパッキン交換で改善しない場合は水栓交換となります。
まず水栓ビスを取り、ハンドルを外します。
今回は水栓コマも交換するので進めますが、三角パッキンだけの交換でしたら、この時点で新しい三角パッキンを入れ替えれば完了となります。
スピンドルは基本手で回りますがチョット固い場合はプライヤーで回します。水栓コマを引抜き内部を確認して下さい。つぶれている等変形している場合は水栓交換となり、異物がある場合は取り除きます。
スピンドルに新しい水栓コマをセットして戻します。続いて、新しい三角パッキンもセットしてナットを回します。
ハンドルを戻して水栓ビスを締め、水道メーターを開け通水して完了です。ハンドル水栓で修理が必要な個所になります。
水栓コマ放置しているとこうなります…全く水が止まらない状態になっていました。
どうでしょうか、出来そうですかね?もの凄く難しいわけではありませんが、古くなっていると不測の事態が起きかねません。紹介していてなんですが、無理は禁物です。
新型コロナで他人との接触に対して、神経質にならざるを得ません。自分で何とか出来そうな事はやってみる、これも立派な新型コロナ対策と言えるでしょう。くれぐれも無理だけはしないで下さい。
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