主に築30年以上の住宅に設置されているコンクリート製排水桝。コチラに書きましたが、
接続部がモルタルなのですが、経年劣化ではがれてきます。この時、桝自体はしっかりしていたので、接続部の補修で済みましたが今回は桝自体のダメージが深刻でした。塩ビ製排水桝に交換しましたので、参考になれば。桝が沈んだ?
コンクリート製排水桝、こんな感じです。
見た事はあると思います。マダマダ現役で頑張っている桝は多数存在します。この桝の宿命ですが、経年劣化は避けて通れません。特に排水管との接続部のモルタルの剥離は致し方ないところです…
今回はたまたま桝の上に載ったら、沈んだ??そうです。蓋を開けて確認してみると、
やはり接続部あたりはモルタルが無くなっています。よ~く見てみると、
桝本体も脱落しています…こうなると補修という訳にはいかず、交換の運びとなりました。築40年以上という事もあり即決されました。金づちでチョコっと叩いただけで恐らく壊れる状態です。隙間から水も見えるので地盤沈下を引き起こす可能性もあります。
この塩ビ製排水桝へ交換します。
撤去作業
桝を撤去するので土間コンクリートを壊します。土でしたら掘るだけになります。
今回ストレート桝だったので、コンクリートを壊す範囲も小さくて済みました。他現場の写真ですが、
この様に枝配管がある場合は壊す範囲も大きくなります。桝本体を撤去します。
このパイプを結んでいきます。水が見えていたので心配していたのですが、思いの外土はしっかりしていました。本当に田んぼの様になっていた現場があったので、地盤に与えた影響はそんなに無かったと推察されます。それでも土は流されていた形跡が有り、その為載った時に少し沈んだようです。
塩ビ製桝設置
塩ビ製桝を設置します。
この様にパイプに接着して設置できるので、コンクリート桝よりも接続部の心配はいらなくなります。
土間の高さに合わせて蓋を設置して、
土を戻し、転圧して、
モルタルをして完了です。乾けば同じような色身になります。見た目もだいぶスッキリしました。
1日で作業は終了しました。何か所もあるようでしたら、数日にわたってしまいます。つながない事には水が使えなくなってしまうので、作業工程は慎重に練っていきます。
通常地面に合わせて桝は調整していますので、上がってたり・下がってたりはサインです。いずれにしろ以前と違ったら確認して下さい。その段階で業者に見てもらう事をお勧めします。冗談抜きで地盤沈下の可能性はあります。衛生上も良くないので、気になったら即確認・連絡を。
別現場
ここのところ、増えています。悪い所は直して末永く生活しましょう。土管トラップについても書いています。排水管の洗浄を無料で行いますと回っている業者がいるようです。ほぼ詐欺的業者だと思って対応した方が良いです。話をしないことが一番なので、是非知り合いの業者をつくってください。
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