雨水データで載せている導電率は雨水タンク自作1の雨水です。雨水タンクにより差があるか検証してみました。自作施工雨水タンク5・ペットボトル雨水タンク自作4の雨水で比較してみます。
導電率とは液体中での電気の流れやすさを示す指標です。水には様々な物質を溶かす性質がありますが多くの場合、物質が溶け込むと電気が流れやすくなります。導電率とは液体中にどれくらいの物質が溶け込んでいるかを示す指標です。その水が汚染されているかどうかを示すものではありません。値が低いほど純水に近づきます。
自作施工雨水タンク5
3ヶ所から雨水を取出せるので、それぞれ導電率を測定していきます。
手前からまず、手押しポンプ。
続いて、水栓。
最後に、バルブ。
それぞれを測定します。
ペットボトル雨水タンク自作4
ペットボトルに入った雨水を測定します。
だいぶ汚れが付いているので、どうなるか?
これも測定します。
導電率 測定結果
雨水タンク自作1 22
自作施工雨水タンク5 手押しポンプ 18
水栓 18
バルブ 20
ペットボトル雨水タンク自作4 52
水道水 224
水道水は参考までに、汚染物質の指標では無いので汚いという訳ではありません。雨水の場合は汚れの指標として活用出来ます。ペットボトルはやはりあの汚れが影響しているようです。それでも水道水よりは低い値なので、雨水の方がよりH₂Oに近いという事です。
同じ地域なので大差ありませんでした。雨自体には特段の違いはなさそうです。影響するとすれば屋根の上に何が落ちてくるか?近くに木があれば落ち葉などが考えられますし、鳥の数が多ければ糞の量も変わってくるでしょう。
また交通量の多い地域では排気ガス等の影響も出るでしょう。幸い木が生い茂る訳でも無く、交通量もさほど無いので導電率の値としては悪くないと思います。0が理想ですがまずありえないので、雨水フィルター等を駆使しながら、更なる低減を目指していきます。
雨水発電の材料として使うにはどれだけ純水に近づけられるかが勝負になります。近ければ近いほど、環境負荷の低減も図れるので、コスパ良く水素製造が出来れば普及に弾みがつくはずです。各種検証を続けて何が最適な材料で、システムなのかを更に探っていきます。
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