雨水の導電率・水温から、雨水タンクに必要な事を探る

・購入前の確認
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ペットボトル雨水タンクと塩ビ管雨水タンクの雨水データを比較してみて、ちょっとした気づきがあったのでご報告。雨水タンクに必要な事が見えてきました。購入する際に参考になれば…

雨水データ比較

雨水タンク自作1・ペットボトル雨水タンク自作4の導電率・水温を比較してみました。
ペットボトル雨水タンクは通りに面していて、日が当たる場所にあり一方塩ビ管雨水タンクは建物の陰にあり北面です。設置場所により数値は変わるはずです。雨水タンク自作1のオーバーフローペットボトルも測ってみます
オーバーフロー水なので数値的には期待できそうです。


ペットボトル雨水タンク自作4のボトルを外します。
オーバーフローも外し、
これで計測します。

雨水データ

3ヶ所のデータです。(青が水温赤が導電率

雨水タンク自作1 24   26
同上オーバーフロー  27   22
ペットボトル雨水タンク自作4 30   44
水温の違いが出ました、これは直射日光と透明な容器というところでしょうか。塩ビ管に遮光性がある事が分かります。導電率に関しては、やはりオーバーフローが一番良かったです。ペットボトル雨水タンク雨水フィルターを設置しておらず、だいぶ前に溜まった雨水を計測したので値が高かったですね。

雨水タンクに必要な事

上記の結果を踏まえて雨水タンクに必要な事は、遮光・設置場所・フィルターですね。
遮光
暫くするとこの様に藻の様なものが付着してきます。中の水は透明なのですが、導電率に表れているように何かが存在してしまいます。容器が透明である事と直射日光の影響でしょう。ただ透明容器だと直射日光が当たらなくても付着はしてくるようです。市販の雨水タンクに関して遮光性はほぼ問題ないでしょう

設置場所も出来れば直射日光が当たらない場所がベストですが、置ける場所がそこしか無ければ無理に変更する必要はありません。飲用に使わなければ大きな問題にはなりません。後は雨水フィルターで多少のゴミを除去できれば良いでしょう。

せっかくなので雨水フィルターを確認してみました。遂にプラスチックは無くなりました。小さな虫が入っています、もしこれが雨水タンクに入ってしまったら、この虫自体が腐敗していく事により水質の悪化を招きかねません。やはり必要な設備という事になります。

市販の雨水タンクでしたら遮光性・フィルターはクリア出来ているので、神経質にならずに確認だけは怠らない様に。導電率の確認は雨水タンクの中の状態を知らせてくれます。見た目は透明でも不測の事態が起きた場合に教えてくれます。1週間に一回程度の計測を心掛けています。

自作雨水タンクをやる時は必ずこの条件をクリアして下さい雨水タンクの中が汚くなるとモチベーションが低下して放置、更に悪化と負の連鎖が続いてしまいます。計測まではする必要はありませんが、雨水タンクを設置したら、たまには覗いてあげて下さい

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