熊本・鹿児島に大雨特別警報が発令されました。毎年特別警報が出るようになり、雨の降り方は確実に変わっています。雨水タンクの設置も含め、日頃からの準備が大切になってきました。
雨水データ 6月
貯水量 1.496ℓ(前年1.235ℓ)
貯水率 平均81.3%(前年77.5%)
オーバーフロー 8.724ℓ
導電率 平均20.5(前年24)
雨水水温 19.3~26℃
降水量 255.5mm(前年228.5mm)
考察
貯水量今までで最高を記録しました。降水量が多いのが一番の理由ですが、このご時世で現場に出ず事務所にいる事が多かったので、トイレの使用が増えたことが大きな要因ともなったようです。こんなところにも新型コロナの影響が出ています。
オーバーフローも9.000ℓに迫る勢いです。実に85%も活用できなかった計算です。非常にもったいない…無駄にトイレで流すわけにもいかないので、トイレ以外の活用の道を早急に実行に移さなければオーバーフローをただ眺めるだけの時間が過ぎそうです。
実際にデータを取らなければ考える事すらなかったでしょうから、データ収集の意義は見いだせています。九州では梅雨に入り雨が続いていおり、遂に大雨特別警報も出ました。熊本・鹿児島に大変な被害が出てしまいました。やはり雨の降り方は変わっています。台風の大雨を気にしていればよかったのが、この梅雨の大雨・ゲリラ豪雨など気にしなければいけない雨が1年を通して襲ってきます。
日頃の備えの重要性は年々増していくばかりです。下水道の設計基準も今の降り方には対応できておらず、個人の備え無しには成り立たなくなってきています。
せめて雨水タンクを設置して、自分のところに降ってきた雨ぐらいはすぐに流さず貯留して、雨が落ち着いてきてから放流する。
1基ぐらいでは大したことはありませんが、数十基・数千基・数万基となれば話は変わってきます。始めないと何も変わりません。将来の水環境も考えた行動が求められています。
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